県政ニュース88号2024年新春

県政ニュース88号2024年新春を発行いたしました。

健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、4月の県議会議員選挙におきまして7期目の当選を果たすことができました。すでに7期目の活動も9ヶ月が経過をしていますが、これからも生活者の声を政策に変えて県政に発信していきますので、皆様のご意見をお聞かせください。

元旦の夕方に能登半島を襲った大地震。犠牲になられた方々に心からお悔やみ申し上げますとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます。今後被災地の復旧・復興、被災者の生活再建に向けて出来うる支援を全力で取り組んでいきます。

さて、現在の熊本県政は、台湾の半導体企業のTSMCの進出に伴う課題を中心に様々な取り組みが進められています。TSMCをはじめとする半導体産業の集積により10年間で約7兆円の経済効果が見込まれていますが、一方で、労働力確保、工場周辺の渋滞対策、地下水や工場排水など水の問題、大気への影響など多くの懸念事項があり、第2工場や第3工場の進出の動きも手放しで喜べない状況であると言えます。県民生活への負の影響を最小化し、企業進出によって得られる効果を県民全体にいかに配分していくのか、県民生活向上に寄与できる取り組みを進めていきたいと考えています。この他、効果が疑問視される川辺川ダムや空港アクセス鉄道、未だに解決しない水俣病問題などもあります。

3月には知事選挙が実施されます。さまざまな県政課題にいかに向き合うのか、新しいリーダーとなるべき人の政策を見極めて対応していきたいと考えます。

この他、国政では政権与党の政治と金の問題で、政治の信頼が失墜をしています。政策遂行が金によって歪められてきた可能性が拭えません。国も地方もまっとうな政治に変えていくために取り組みを進めていきます。

緊張感ある政治の実現に向けて、本年も活動を進めていきますので、引き続きご指導をいただきますようお願い申し上げます。本年が皆様にとりまして最良の一年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

12月定例県議会報告

昨年12月1日から19日まで開催され、緊急経済対策、TSMC周辺の道路整備や排水対策、営農継続に向けた農地の緊急確保対策、県全域の防災・減災対策などの事業等の予算541億円を一般会計に追加補正する予算案などの議案を審議し可決・承認しました。私たち立憲民主連合は、私学助成の拡充を求める請願の不採択と県が敗訴したノ―モア・ミナマタ近畿第2次訴訟判決への控訴する議案について反対しました。

12月議会の議論における特徴点は以下の通りです。

・蒲島知事が次期知事選に不出馬を表明

・八代地域に新たな県営工業団地を造成

・県道大津植木線の6車線化は2028年度中に完了

・2027入試から県立高校入試「前期・後期」の一本化

・空港旅客数2024年度はコロナ禍以前の340万人超えの見通し